2011年05月07日 04:46
エイズ(HIV/AIDS)を患うことは、一部の胃がんや食道がんの発症に関連することが分かった。
米国立がん研究所の研究チームが明らかにした研究結果によると、エイズ患者(HIV/AIDS患者)が食道がんと胃がんの発症リスクが健康な人々よりも高いことが分かった。
最近の医学技術の発達でエイズ患者(HIV/AIDS患者)は、以前よりも長く生きているが、研究の結果が聞いたカポジ肉腫や、一部のリンパ腫をはじめとする様々ながんを発症するリスクが高い。
しかし、このようにエイズ患者(HIV/AIDS患者)の胃がんや食道がんを発症するリスクが高いことは今まで完全に究明されてなかったが、エイズ(HIV/AIDS)と診断された計60万人の男女を対象にした今回の研究結果エイズ(HIV/AIDS)感染が、一部の胃がんや食道がんの発症と関連付けられていることが分かった。
27年にもわたって行われた今回の研究で、合計1166人から、胃がんが240人から食道がんを発症した中での研究の結果、エイズ患者(HIV/AIDS患者)は、健康な人に比べて、胃がんを発症する危険性が6.9倍高いことが分かった。
また、エイズ患者(HIV/AIDS患者)のリンパ腫を発症するリスクはなんと36倍も高いことが分かった。
食道がんの場合も、エイズ患者(HIV/AIDS患者)が健康な人に比べて2.7倍高く、扁平上皮がん (Squamous cell carcinoma)、腺がん、食道リンパ腫の場合には、それぞれ54%、101%、26倍も高いことが分かった。
研究チームは"今回の研究は、大規模を対象に行われた研究である事は非常に重要だ"と強調した。
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